学生時代に公務員になる、弁護士になる、公認会計士になると意志を持ってこれまで一生懸命に勉強に取り組んできたと思います。
しかし、残念ながら何回試験を受けても合格しない人はたくさんいます。
そんな人はこのまま30代になって試験を受け続けても、合格する保障はないので、20代のキリの良いところで公務員試験・難関資格試験を撤退して、就職に方向転換をする必要があります。
もし、方向転換しないで資格浪人生活を続けていれば、老後が悲惨になるだけです。
ですので、公務員試験・難関資格試験から撤退して就職をすべきです。就職してもまだ未練があるならば、働きながら勉強をすればよいのです。
そこで今回の記事では、公務員・難関資格試験を撤退した既卒者が就職のためにすべきことを解説しました。
この記事を読めば、公務員・難関資格試験を撤退した自分が置かれている状況と、3つの既卒就職方法が分かりますよ。
公務員・難関資格試験を撤退した既卒者が就職のためにすべきこと
すべきことは3つあります。
- 自分の立ち位置を知る
- 就職の方法を知る
- 実行する
自分の立ち位置を知る
あなたが20代後半まで弁護士になろうとして勉強をしてきたとしましょう。試験は撤退しましたが、法律の知識はあります。
しかし、勉強に専念してきたため、職歴はありません。卒業後の20代は空白期間になるわけです。
企業はこの空白期間をとても気にします。ぐーたらに過ごしてきたのではないかと疑っているのです。でも、あなたは弁護士になろうと勉強していたので、少なくともぐーたらではありません。
もし、面接に呼ばれたら、空白期間についてほぼ確実に質問がなされるので、答えられるようにしておきましょう。
- 20代は弁護士の勉強してきた
- 20代で区切りをつけることを決めていた
- 仕事に必要な知識を勉強する力がある
この3つが空白期間を答える際のポイントになります。
就職の方法を知る
試験撤退を決意したら、どうやって就職するのかを知る必要があります。ここで注意したいのが、転職エージェント、求人サイトを利用することです。
なぜなら、転職エージェントは経験者向けを対象にしていて、求人サイトはサポートが全くついていないからです。
経験者を対象にしているのであれば、登録の時点で弾かれます。ネット上では転職エージェントへの登録を勧めているサイトもありますが、間違いですので注意してください。
求人サイトは利用してもいいのですが、全て自分で就職活動をする必要があるので、空白期間のある公務員・難関資格試験撤退者にはおすすめできません。
実行する
当然のことですが、就職の方法を知っても実行しなければ全く意味がありません。億劫になっていると損をしますよ。
ネット上から登録をする、電話で予約するなどアクションを起こしましょう。
公務員・資格浪人生の就職方法
方法は3つあります。それは、
- 就職支援サービス
- わかものハローワーク
- 母校のキャリアセンター
です。
就職支援サービス
公務員試験・難関資格試験に挑戦し続けてきたが、就職に切り替えた資格浪人生、つまり、既卒未就職者を支援してくれる就職支援サービスがあるのでこれを利用します。
資格浪人生の中には、自分で積極的に求人サイトから応募して就活を進めて内定を獲得する人もいますが、卒業してからブランクがある場合には、就職支援サービスの力を借りた方が就職先はすぐに決まりやすいです。
アルバイトをしていない限り、資格浪人生は極端な言い方をするとニートと思われても仕方がないので、就活をしようと思ってもなかなかうまくいかないのですが、既卒向けの就職支援サービスはそういった人の就職支援実績もあるので、利用すべきなのです。
わかものハローワーク
ハローワークには新卒者や卒業後3年以内の既卒未就職者を支援する新卒応援ハローワークと、卒業後3年を超える既卒者を支援するわかものハローワークというのがあります。
公務員試験や難関資格試験に挑戦していた人は20代半ば過ぎが多いので、わかものハローワークがおすすめです。
就職支援サービスが民間のサービスであるのに対して、わかものハローワークは公共サービスであるため、全国に拠点が必ず1つはあります。
民間だとどうしても収益が見込める都市部しかサービスエリアにならないのですが、わかものハローワークであれば、各県に1つはあるので、地元での就職が可能です。
母校のキャリアセンター
就職支援サービスやジョブカフェ、ハローワークを利用するのもよいのですが、母校のキャリアセンターに相談するのも良い方法です。
なぜなら、その学校の学生を欲しいと言って求人を出しているからで、卒業後3年以内の新卒扱いの既卒者だけでなく、20代であれば相談すれば就職をサポートしてもらえる可能性があります。
それなりの大学の保有求人であれば、ブラック企業は取り扱っていないはずなので、入社したら変な企業だったということも可能性は少ないでしょう。
特に最近は、通年採用や年齢を問わない求人も増えてきているので、相談してみる価値は十分にあります。